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企画展「日々、記す」の内容を拡張させるワークショップとして、『日記帳に何書こう - ムスビメ日記部発足 -』を開催しました。

 

整理収納アドバイザーである小出奈穂さんをお迎えし、情報の整理のノウハウをレクチャーして頂いた上で、自分がどんな日記を書いていくかを考える講座となりました。

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今回お申し込み頂いたお二方にとって「片付け」と「日記」はまさにドンピシャな内容だったようです。

お一人はご実家の片付けをする中で曽祖父さまの日記を見つけて読み進め、ご自身も日記を付けたいと感じたがやはり挫折してしまいそう・・・というお悩みがある方。

もうお一方は、先日から新生活を始めようと舵を切り、ご自身の活動の広報となるような文章を書きたいが何から手をつけようか悩んでしまい、まずは日記をつけようとお申し込み下さった方です。

 

まずは整理収納の基本についてレクチャー。

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この時点で私もご参加の方も目から鱗です。

普段無意識にしている物事の取捨選択ですが、「整理」と「収納」は別ものなんだということを認識することになりました。

そこから、日記帳を収納場所として考え、そこに何を入れるかについて掘り下げる作業へと進むのです。

整理の基本に則って「ものを全て出して現状を把握した上でグループ分け→収納場所を決める」という流れを当てはめています。

 

興味のあることや日記に書きたいことを全て書き出してグループ分けをしたのですが、ここで意外な感想が出ます。

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「もっと書きたいことがごちゃごちゃしていたつもりが、思ったより少なかった。」

「グループ分けを進めたら、実は書きたい内容がシンプルだった。」

この気付きが、今後日記を書き進めていく上でのキーポイントになりそうです。

 

書く内容を整えたところで、この日記帳についての「態度」を考えます。

この「態度」というのが実に面白く、一つの質問に対する2択のカードのどちらかを選ぶことでまとまってきます。

例えば。

タイミングについてだったら「毎日書く」なのか「書きたい時だけ書く」なのか。

はたまた1人称で書くのか2人称や3人称で書くのか(我輩は猫であるスタイル)。

事実を書くのか、妄想を書くのか・・・など。

 

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それぞれに皆さんが重視したいことの優先順位が決まっていきます。

このカードは、長いスパンで日記を書いていく間にご自身で方向性を変えたくなった時に再度活用できるので、ご参加の方にお持ち帰りいただきました。

 

最後、日記にタイトルをつけて、完成です。

タイトルは大事なものなのでそれぞれに時間をかけて考える宿題にし、また数ヶ月後に進捗を報告しあう「日記部」結成ということで本日のところは終了しました。

 

今回は一冊の日記帳に込める要素を決める講座でしたが、思い出を残すツールが多様化している今だからこそ、そこから溢れたテーマのものや別の気付きをSNSでアップしようという気付きや、写真に残すことで文章化しなくても十分だ、というアイデアも生まれました。

 

ご参加下さいました皆さま、ありがとうございました!

そして「参加したいけれど日程が合わない」とお問い合わせを下さいました方、この記事を読んで「講座を受けてみたい」というご希望がありましたら是非ご一報ください。

 

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