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文具のある風景 vol.2 開催のお礼、そして近況

2/1〜2/17まで開催させていただいた
マヤルカ古書店さんでの「文具のある風景vol.2」が
おかげさまで盛況のうちに終わりました。
 
足を運んでくださいました皆さま、
行かれずとも気にかけてくださった皆さま、
そして会場のマヤルカ古書店さま
どうもありがとうございました。
 
今回もさまざまなジャンルの文具を並べさせて
いただいたのですが
初めての販売だった前回よりも直感的にお客様に
文具を選んでもらえたらと思ったので
ムスビメのコンセプト云々というよりは
商品の説明などを細かく書かせていただきました。
 

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マヤルカ古書店さんの古本ラインナップは
お客様のお持ち込みでの買取が
ほとんどだということで
そうすると雑多なジャンルが
並んでしまうのではと思いきや
「マヤルカで売って欲しいから」と
持ってきた売り手さんと
「面白い本だから大事に売りたい」という
店主のなかむらさんの思いとが
巧くマッチして、
幅広いけれども統一感のある棚づくりだなと思うんです。
そこに更に「HERS BOOK STAND」という
肝入りの新刊コーナーもあることで
絶妙なまとまり具合が完成しています。
 
そんなお店で文具を販売するからこそ、
自分の店とはまた違うものがよく動く
という化学反応も楽しめて、
会期中200点という
なんともキリの良い点数の文具たちが
旅立っていきました。
ありがとうございます。
 
2/15(土)には
いつもお世話になっている
漫画家の藤原嗚呼子先生と一緒に
「ステーショナリートーク」という
トークイベントも開催しました。
ちょうどコロナウイルス感染症への懸念が
大きくなりはじめた時期で、
止むを得ないキャンセルなどもございました。
(しかたのないことです)
それでも、集まってくださった文具好きの皆さまと
和気藹々楽しい時間を共有することができ
感謝しております。
 

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文具店をしているにもかかわらず
「自分には使いこなせない文具」を
テーマに話したのですが
これが思いの外盛り上がりました。
作っているメーカーさま批判ではなく、
やはり世に出ている文具の種類自体が
飽和状態になっている昨今に
「新商品」を生み出すことって
どこかニッチなことをしないと難しい。
そうこうしているうちに
特に使い道が絞られていないものを
自分が使いやすいように
カスタマイズしていく方に喜びを感じる
文具好きが多くなってきたのかなという実感があったので
今回のトーク終了後にもそれを強く思いました。

そして「インク沼にはまれない文具店店主・亀村」に
たくさんのプレゼンをしてくださった皆さまにも感謝です。

藤原嗚呼子先生は
小学館・月刊!スピリッツにて
きまじめ姫と文房具王子」を連載中!
引き続き応援よろしくお願いいたします。

藤原嗚呼子先生のnoteはこちら


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さて、会期後にお礼の投稿を
すぐ行いたかったのですが、
先にも書きました
新型コロナウイルス感染症拡大防止のための措置等で、
自分が主催していたイベントを中止するかを話し合ったり、
(その後中止判断をしたので対応にも追われておりました)
娘の小学校や習い事も全て休校・休講になったりと
落ち着くことができない日々が続きました。
申し訳ありません。

感染された患者の皆様とご家族に
お見舞い申し上げますとともに
治療にあたられている医療関係の方々、
そして対策を講じるために日々意見を出し合って
よりよい措置を打ち出そうとされている方々に、
感謝と労いの言葉を申し上げたいと思います。

ここ最近、人の立ち回りに対して批判をしたり、
直接的ではなくとも「自分の方が正しい」と
SNSで主張するような人もいたりして、
報われない思いのようなものが蔓延しているのを感じます。
一方で、つい愚痴りたくなるような
鬱憤が溜まっていく状況もまた、よくわかります。
しんどいですよね。

自分勝手とか自己中心的というのはまた違いますが、
こんな時だからこそ自分を大切にして暮らしたい、
と、私は思っています。
場合によっては最優先事項が
周りと異なるということが出てくるかもしれません。
例えば先に挙げたようなイベント開催の可否だったり、
旅行や長距離移動に関しての判断だったり。
どんな判断をしても、
きっとその人は熟慮の上の判断だったわけです
(性善説にはなりますが)。
穏やかにこの時期をやり過ごしたいな、と思うこの頃です。
 
折しも、今日は3月11日。東日本大震災から9年です。
穏やかに過ごしたいと思います。




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